次の全日本クアッドコプター選手権を制するのはホイール付きのRolling Spider?
6月28日に秋葉原のガジェットの祭典として実施した Engadget Fes 2014。見どころたくさんのイベントの中で最も興奮したのが、第1回全日本クアッドコプター選手権です。
4ローターのラジコンヘリコプター(=クアッドコプター)の操作を競う大会でしたが、観客席に至近の特設コースを飛ぶクアッドコプターの挙動に観客からはため息が漏れたり、歓声が上がったりと大変盛り上がりました。詳細は以下の動画をご覧ください。
クアッドコプターってお高いんでしょ?
さてこのクアッドコプター、いくつかのメーカーが製品を販売しています。中でも仏 Parrotが販売している AR.Drone はガジェット好き注目の1台でした。というのも、AR.Drone シリーズはスマートフォンやタブレットで操縦できるからです。クアッドコプター本体に搭載しているカメラの映像を見ながら操縦でき、初心者でも簡単に扱えることから人気アイテムとなりました。ところがこのAR.Drone、最新シリーズのAR.Drone 2.0 Power Editon は3万8899円と少々お高いのも事実。1万円ぐらいで買えるようにならないかなあと待ち望んでいる人も多いはずです。そんな声を知ってか知らずか、ParrotではRolling Spiderという小型のクアッドコプターを発表しました。気になる価格も1万1800円(税別)とお手頃です。
Rolling Spider最大の特徴は“タイヤ”
Rolling Spider最大の特徴は“タイヤ”が付いていること。正確に言うとタイヤではなく、タイヤ代わりになる車輪状のプロテクターが付いているんです。
通常クアッドコプターのプロテクターというと4つのローターについているプロペラをガードするためのもの。プロペラの周りを水平方向に取り囲むように付いているイメージですが、Rolling Spiderの場合、本体脇に丸いホイールのようなプロテクターが付いています。
このプロテクターがタイヤの役割を担い、地上を走りながら、そのまま上昇するといった操作ができるわけです。そもそも飛ぶだけではなくプロペラを回しながら天井にぴったりくっついてあたかも天井を走っているように見せたり、壁を駆け上がったりという従来のクアッドコプターとは違った遊び方も可能です。
でもクアッドコプターって操作が難しそう
お手頃価格でタイヤも付いていてこれまでのクアッドコプターとは違った面白さがありそうなRolling Spiderですが、冒頭の第1回クアッドコプター選手権の動画を見てもらえば分かるようにクアッドコプターって操作が難しそうです。飛ぶのもままならないんだったら、困ってしまいますよね。ところがRolling Spiderは電源ONの状態でを空中に投げると、センサーが瞬時に検知して飛行を開始するという簡単設計。その後の操作も簡単です。BluetoothでRolling Spiderと接続したスマートフォンやタブレット端末で専用アプリを使い、ワンタッチするだけで360度の宙返りをしたり、スワイプすれば機体を揺らしたりするなどアクロバティックな操作が可能です。
ちなみにプロテクターは簡単に脱着できるようになっていて、外した場合の安全性にも配慮。プロペラが当たってけがをさせたり、本体が壊れるのを防ぐために、プロペラに何かが触れるとすぐに停止する機能も組み込んでいます。
本体にはAR.Drone 2.0と同じく超音波センサー、垂直カメラ、圧力センサーを搭載。屋内屋外兼用で、最大飛行高度は20m。内蔵バッテリーは充電式リチウムポリマーバッテリーで容量は550mAh。フル充電状態で約8分飛行可能です。
8月に発売したばかりのRolling Spiderは、NTT東日本が運営するオンラインショップ Hikari Select(ヒカリセレクト)でも購入可能。フレッツ光のユーザーであれば、Hikari Selectで購入した場合、フレッツ光メンバーズクラブポイントが貯まります。貯まったポイントは1ポイント1円相当でいろいろなアイテムと交換できるので、上手に利用してみるといいでしょう(購入はこちら)。
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