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2014年10月27日月曜日

TEAC HA-P90SD


ティアック、1台2役のハイレゾ対応ポタアン&プレーヤー HA-P90SD 発表。DSDネイティブ再生対応、7万円



フジヤエービックのイベント 秋のヘッドフォン祭 2014 より。ティアックがDSD 5.6MHzネイティブ再生に対応したポータブルヘッドフォンアンプ 兼 音楽プレーヤー HA-P90SD を発表しました。

10月17日のオーディオ・ホームシアター展で参考出品していたプロダクトの発売が決定しました。発売は12月上〜中旬、家電量販店などで販売予定で、価格は7万円程度となります。



高級ヘッドフォンの普及拡大につれ、ポータブルヘッドフォンアンプはガレージメーカーのみならずオーディオメーカーからも発表が続いているところですが、ティアックからはポタアンとポータブル音楽プレーヤーの2 in 1デバイスが登場します。

3月下旬にティアック初のポタアン HA-P50 の販売を開始したティアック、続くHA-P90SDは普及過渡期の汎用製品といった位置づけの製品となっています。内蔵ストレージはありませんが単体でmicroSDXC(128GB対応)対応の音楽プレーヤーとして使えるほか、スマートフォンなど他のオーディオプレーヤーのヘッドフォンアンプとして使えます。



DSDネイティブ再生に対応し、サンプリングレートは最高5.6MHz。PCM/FLACは192kHzの24bitをサポートし、FLACの176.4kHzと192kHzについては今後ファームウェアのアップデートで対応します。このほかAAC 64 320kbps、MP3 32 - 320 kbps、WMA 48 - 384kbps。

2.7インチの単色有機ELディスプレイを搭載し、その下に操作系のボタンを配しています。ボディはヘアライン加工のアルミ。開発担当いわく筐体のほとんどはバッテリーとのことで、内蔵リチウムイオン電池の容量は3360mAh。動作時間はポタアンとして利用した場合に7時間程度、音楽プレーヤーとしてDSDネイティブ再生した場合に6時間程度。




ディスプレイはメニューこそ英語ですが、楽曲のタグ情報については日本語や英語、西欧諸国言語、中国語に対応。曲名やアーティスト名なども日本語表示できます。楽曲をフォルダ分けすればプレイリスト別の再生などにも対応。

CPUにはAnalog Deviceの2コア ADSP-BF606 Blackfin を搭載。増幅回路としてプッシュプル回路を採用し、オペアンプとしてバーブラウン製 OPA1602 SoundPLUSを装備。DAC用のモジュールはバーブラウンのPCM1795 とあります。



ヘッドフォン出力は最大170mW + 170mW(32Ω)で、対応インピーダンスは8 - 600Ω。最大出力は4段階に調節可能で、出力ゲインもHigh / Low の2段階、合計8段階で調整可能。ヘッドフォンに応じてボリューム調節しやすくしています。

入力端子はUSB 2系統(USB-A / microUSB-B)、デジタル入力は光ミニと同軸ミニ兼用、アナログ入力は3.5mmステレオミニ端子1つ。出力はデジタル(同軸ミニ / デジタル入力切替)、ヘッドフォン(3.5mmステレオ、アンバランス出力)。



USBのDACとして、DSD 5.6/2.8MHzやPCM 192kHz/24bitをサポートするほか、今後のファームウェアの更新で同軸デジタル出力端子からDSD 2.8MHz DoP出力もサポートする予定。

なお、ハイレゾ再生用のアプリケーション「TEAC HR Audio Player」を配信。あらたにAndroidに対応し、iOSやAndroid、MacやWindowsをサポートします。

大きさは69.6 x 21.5 x 123 mm。重さは280g。カラーはブラックとレッドの2種類。














2013年4月12日金曜日

ポータブルヘッドホンアンプ REX-KEB01F


ラトックからバランス駆動のポタアンREX-KEB01F、手持ちヘッドホンの改造マニュアル付き


ラトックシステムがバランス駆動型のポータブルヘッドホンアンプ REX-KEB01F を発表しました。4月下旬発売で、標準価格は1万8900円。

バランス駆動のため左右チャンネルに別々のアンプ回路 を使用するデュアルモノラル構成であるほか、ヘッドホン出力回路には出力コンデンサを使わない OCL回路(Output Capacitorless Circuit)を採用して低域の再現性を高めています。音量調整機能はなく、音源となるオーディオ機器側で調整する必要があります。
 
こ こ数年、一部のオーディオファンの間で人気が高まっている「ポタアン」ことポータブルヘッドホンアンプですが、バランス駆動を採用したものはほとんどあ りませんでした。バランス駆動型のヘッドホンアンプで音を聴くには、バランス接続タイプのヘッドホンが必要になります。

通 常のステレオヘッドホンはジャックの先端部が左チャンネル、真ん中が右チャンネル、根本部分が左右共通の GND(アース)にわかれています。このしくみでは共通の GND 部分で左右の信号が混ざるクロストークが発生し、これがノイズとなって音質に影響することがあります。

バランス接続 タイプのヘッドホンではGNDを左用、右用に分けてしまい、いわばモノラルイヤホン x2 の状態とすることでクロストークをなくし、ノイズ低減と音の分離感を向上させる効果があると言われています。このため、REX-KEB01F のヘッドフォン出力は2.5mmのモノラル出力 x2 となっています。

バランスタイプの ヘッドホンはコネクタ形状に決まりがなく、価格面でも気軽に入手できるものはほとんどありません。そこでREX-KEB01F は、ユーザーが手持ちのヘッドホンをバランス接続タイプに改造できるよう、改造マニュアルと改造ヘッドフォン用の 2.5mm モノラルプラグx2 を同梱しています。ただし実際に改造する場合は、失敗してもユーザーの自己責任のお約束です。

電 源には単4電池3本を使用。ラトックはニッケル水素充電池、アルカリ電池など電池の違いによる音質の変化も楽しめると しています。ちなみにパナソニックのEVOLTAを使用した場合、フル充電で連続50時間の再生が可能とのことです。
 
本 体の大きさは幅68mm x 奥行き114mm x 厚さ18mm。重さ約95g。そのほか、オーディオ機器との接続用に3.5mm ステレオミニケーブル、また本体保護用のシリコンケースが付属します。




RATOC Systems