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2013年4月11日木曜日

Codespell – Java言語がそのまま呪文となる教育用3Dゲーム


カリフォルニア大学サン・ディエゴ校の計算機科学者達が開発した Codespell は、一人称視点の3Dゲームなのですが、その一番の特徴は、プレイすることでJavaプログラミングを身につけられるという点です。
Codespell では、プレイヤーは小動物ノーム(gnome)たちが住む土地にやってきた魔法使いです。ノーム達は過去に魔法を使って生活して いたのですが、今は魔法をうまく使えなくなっています。魔法の呪文はJava言語プログラムで、物体を浮遊させるとか火を起こすといった7 つの手持ちの呪文を使って、ノーム達を助け、火 を消したり川を渡ったりといったクエストを解き、バッヂを獲得するのがゲームの目標です。

ゲームプレイ

3D 世界の岩が燃えていますが、


codespell-target

岩オブジェクトというターゲットオブジェクトに対し て onFire()メソッドにfalseを渡す、という呪文を呼ぶプログラムを書き、実行することで、



codespell-target-program

燃えていた岩の火が消える、という例がデモ動画で紹介されています。



codespell-target-extinguish

プログラミングの達人を昔からWizard、魔法使 い、といいますが、ここでは、プログラムがそのまま魔法であるような仮想空間を作りこんだ、とい うことですね。

ゲームの教育効果

こ れを開発した研究者たちが、プログラミング経験がまったく無い10歳から12歳の女子40名にこのゲームを遊ばせたところ、少女たちは一時間もし ないうちにJavaの基本的な構造を把握し、自分たちで新しい遊び方をプログラミングしたということです。たとえば、呪文(プログラム)を間違えてター ゲットのオブジェクトを空中高く、届かないところに持ち上げてしまったグループは、自身を他のオブジェクトの上からジャンプさせるコードを書いて、ター ゲットに次の呪文を掛けることができるようにしたそうです。

入手方法

ゲームはオープンソースで公開され、Mac版はバイナリ がダウンロードできます。Windows版も近々リリースされるということ。

2013年4月2日火曜日

「シムシティ(2013年版)」をプレイしてみた


UK版「WIRED」編集長が、人気シリーズ最新作「シムシティ(2013年版)」をプレイしてみた

ゲーム好きのWired.co.ukの編集長、ネイト・ランクソンが今月発売された話題のPCゲーム 「シムシティ」をプレイした。これまでのシリーズと比べて何が変わり、どういった楽しみ方ができるようになったのか? 逆にどういったことができなくなっ たのか? 街の創造主であり市長でもあり、破壊者ともなれる神のゲーム。その最新作を斬る。

TEXT BY NATE LANXON TRANSLATION BY WIRED.jp_M PHOTOGRAPHS BY ELECTRONIC ARTS

WIRED NEWS (ENGLISH)

 

円形闘技場をつくり、ゾンビの襲撃に対処し、マイホームを建てた。でも まだあとひとつ緊急のタスクを完了する必要があった。街の大きな一角を居住エリアに 指定しているのに、まだ誰も移住してこないという問題を解決することだ。学校は近くにあるし、大きな警察署もわりときれいな道も整っている。なのにどうし て誰も住んでくれないのか不思議だった。

そこで、自分のアイテムリストにあった最も高価な公園をつくってみること にした。するとなんと大成功! 人々がその住宅地に移住してきてくれるようになっ た。公園がそのエリアにもたらす価値が、ちょうどそのとき必要だったようだ。

夜になると、その街では雨が降り始め た。そこで住民たちの様子を少し調査してみることにした。多くの人々はハッピーだったが、十分な仕事がこの街にはない と嘆いている人も多かった。次のチャレンジが決まった。街に新しい仕事を生み出す!

新しい「シムシティ」 は、これまでのシリーズ をプレイしたことがある人にとってみれば、大まかな内容は変わらない。空っぽの土地から始まり、道路をつくり、家を建てる。そして発電所を建設し、水道施 設を導入し、道路をもっとつくる。公民館を建てたり、店を構えたりしながら、さらに道路をつくる。そして気が向いたら住民のために公園をひとつやふたつつ くってあげたり、彼らを楽しませるためにスタジアムを建設したっていい。そこから街をどう成長させていくかは、すべてプレイヤー次第となる。

た だ、今回のヴァージョンがこれまでのものと異なるのは、マルチプレイヤーのようなかたちでプレイすることを念頭にゲームが設計されていることだ。そのた め、そもそもインターネットに接続されていないとプレイできない(わたしは最初飛行機のなかでプレイしようとしてフラストレーションが溜まった)。そし て、つくることのできる街の規模にも制限があり、これまでのヴァージョンのようにひとつの巨大な街をつくることができなくなった。その代わり、複数の街を 隣り合わせでつくっていき、街同士が連携していけるようにプレイすることが推奨されている。それらの街はすべて自分ひとりでコントロールすることもできれ ば、友達(や赤の他人)にあなたの「リージョン(地域)」に参加してもらって、隣街の設計を任せることもできる。

だ が、わたしはそういったやり方はあまり性に合わない。最初に街を自分でつくったみたときも、すぐに規模の限界に達してしまうことがわかった。数時間やっ ているだけで、ビルを新しく建てるために、単純に街を拡張することができなくなり、気がつけばもう街の一部を破壊し始めていた。これまでのシムシティのよ うに何百平方キロメートルも街を広げていける楽しみはなくなってしまった。もちろんこのやり方にはメリットもある。例えば、ある街で住民が急に道端にゴミ を捨て始めたとき、隣街から大量のゴミ収集車が拾いにやってくるのを見るのは壮快だ。ただ、それにしても単にひとつの大きな街がつくれないことに、わたし はプレイ中ずっと不満だった。

住民の個人的な生活に注目 

 ゲームを進めていくうちに、いくつものチャレンジが提示されてくる。街の住民から助けてほしいという声が聞 こえてくるのだ。「ゴミ問題をなんとかしてほし い」「もっといい学校が必要だ」といった日常の要望から、「家が火事になった!」という緊急事態までさまざまだ。プレイヤーは市長として、彼らの声を親切 に聞いて助けてあげることもできるし、まったく無視して彼らの人生が悲惨なことになっていくのを見て楽しむこともできる。どう対処するにしても、街の住民 の個人的な生活に注目させるこうした仕組みは結構楽しむことができる。プレイしていて街がよりいきいきと感じられるし、市長としての権力を存分に楽しむこ ともできるからだ。

しかし、グローバルサーヴァーに常にインターネットで接続していないとプレイできないことから、さまざまな時点でゲームをセーヴできなくなったという問題 があることもわかった。これではプレイヤーの創造性と実験性を制限してしまう。昔のシムシティだと、基本的な街をまずはつくり、いったんそれをセーヴして おいて、大規模なショッピングエリアをつくってみたり、広い工業地帯を建設してみたりといった実験をすることができた。もしうまくいかなかったとしても、 ゲームをリロードして、また基本の街から再びスタートすればよかった。それがこのヴァージョンからは不可能となった。つまり、美しい理想郷をつくり、わざ と大地震を起こしてその街を破壊するといった楽しみ方をするのも面倒になったということだ。破壊を楽しんだあと、これまでは地震がおこる前の街のセーヴポ イントに戻すだけでよかったのが、これからはちゃんと後片付けをしなければならなくなったからだ。

プレイヤーによっては、これは小さな問題に感じるかもしれない。だが、こうしたすべての問題の要因はシンプルなものだ。それは、EAが常にゲームが動いて いるマルチプレイヤー式の仕組みを採用したこと。それによって、これまでのシムシティのよさがさまざまな面において損なわれてしまった。遊べる範囲が小さ くて、自由が制限されていて、時折単に不便に感じるようなものになってしまった。

もちろんとても楽しいゲームであることには変わりないし、複雑なオプションがプレイヤーに提供されているわりに、美しくつくり込まれていて、とても扱いや すい。ただ、何百時間もかけて東京のようなメトロポリスをつくりたいと考えているゲーマーにとってみれば、今回のヴァージョンはその望む方向には向かって いない。

2013年2月6日水曜日

ImmorTall 「僕が家族を守る」すこしせつないゲーム

(カーソルが矢印に変わってから、クリックしてください。)Click, after a cursor changes to an arrow. ImmorTall ある日、地球に墜落してきた、地球外からやってきた不思議な生命体。 最初に出会ったのは、一人の少女。 そして、少女の家族はリンゴ農園を営んでいます。 彼らを襲ったのは、容赦のない戦火の炎だったのです。 抵抗する術を持たない彼らと共に、旅立つのです。 すこし切ないゲームです。 家族全員、守る事が出来てよかったです・・。 音楽と音がとても綺麗ですよ。 操作方法 ↑↓←→:移動

2012年11月13日火曜日

「Curiosity」巨大立方体を50万人が破壊していくゲーム

巨大立方体を50万人が破壊していくゲーム
640億個の小さな ブロックが構成する巨大な立方体をひたすら破壊していくゲーム「Curiosity」が人気だ。立方体の中に何があるかを見られるのは、幸運な最後のひと りだけだ。
TEXT BY RYAN RIGNEY TRANSLATION BY RYO OGATA, HIROKO GOHARA/GALILEO WIRED NEWS (ENGLISH)
この立方体のうち、これまでに1億7,100万ピースが破壊された。あとはわ ずか638億ピースだ。Image:22Cans
大統領選挙が行われた日、わたしは友人たちと一緒にTVの開票速報を見ていた。友人のひとりであるリーが、わたしのiPadを無造作にとりあげ、新しいア プリを立ち上げた。無料ゲーム「Curiosity – What’s Inside the Cube? (好奇心:立方体の中には何がある?)」だ。 まだらに見える立方体のブロックがiPadの画面に広がった。リーがピンチで拡大すると、この立方体自体が大量のもっと小さい立方体でできているのがわ かった。リーはスクリーンをタップして、いくつかのブロックを壊した。空中にコインが現れた。 リーはそれから1時間、駆り立てられたようにいくつものタイルをつぶし続けた。画面を次々とクリアして、コインの山を獲得していった。このコ インを使うと「より効率的にブロックを堀る道具」をゲーム内のストアで購入することができるのだ。 1時間ほど後には、リーほか同じく興味をもった数十万人のプレイヤーたちによって、約1億個のブロックからなる面がすべてクリアされていた。 巨大な立方体を構成する640億個の小さなブロックを破壊しようと、これまでに50万人がこのゲームに登録して、ひとつの目標を一緒に追い求めている。 Curiosityの制作者が言うところの、幸運なプレイヤーひとりを待つという秘密の発見を目指して。そう、気が遠くなるような時間が 費やされたあと、立方体の中に隠されていたものを見ることができる人はただひとりなのだ「最後のブロックをクリアした者には、人生を永遠に変えるような何かが与えられる」と、ゲームの宣伝動画は主張してい る。
Curiosityは、独立系のゲーム会社である22Cans社による第1作目のゲームだ。22Cans社は、「Populous」「Black & White」「Fable」などの野心的なプロジェクトで知られるベテランのゲームデザイナー、ピーター・モリニューによって2012年に設立された。 Curiosityは大人気となっており、いまのところゲーム最大の挑戦は2,000のレイヤーを破壊することではなく、22Cans社のサーヴァーに接 続することになっている。あまりに参加者が多いので同社サーヴァーが対応しきれていないのだ。 あるプレイヤーは、素早いタップでより多くのコインを獲得するなど、徹底的に効率を目指している。またあるものは、立方体にメッセージや卑猥な落書きを刻 んでいる。ほかのプレイヤーがその空間を見つけるまでのしばらくの間は、巨大なキャンバスが与えられているからだ。 Curiosityは、たくさん出回っているフリーミアムのゲームに意図的に似せてあるようだ。意味のないプレイでコインを稼ぎ、コインはその意味のない プレイのスピードアップに利用できるようなゲームに。