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2013年4月8日月曜日

軍用ヒト型試験ロボ PETMAN、防護服とガスマスクを装着 (動画)


Boston Dynamics' Petman 
robot successfully wears clothes 
video

米軍の出資で BigDog をはじめ各種軍用ロボを開発する Boston Dynamics が、二足歩行ロボット PETMAN の新映像を公開しました。PETMAN は人間の兵士用の装備をテストするためのヒューマノイドロボ。

人間の身になって試験する目的から、バランスを保った 二足動歩行はもちろん、両腕も人間に近い可動域を備え、体操や腕立てまでこなします。続きの動画は試 験用に化学防護服を着せられ防毒マスクを被ったPETMANの姿。


PETMAN は国防総省の化学・生物兵器防護プログラムのもと、防護スーツなどの性能を実際の戦場に近い状況でテストするために作られました。そのため今回の防護服・ ガスマスク姿は、テスト用ロボットとしては晴れ姿?のようなもの。防護服の気密性や人体への影響をシミュレートするため、皮膚には各種センサーのほか発汗 機構や体温調節機構まであります。

ボストン・ダイナミックスのロボットは実際の生物にヒントを得た設計から、形状 は異様でもどこか動物らしく、時にユーモラスな動きがたびたび話題となって きました。荷役用の四足歩行ロボ BigDog / LS3 などは特に「キモかわいい」などと表現されることもあります。


しかしPETMANは人間の模 倣そのものを目的とすることから、最新モデルではもはや服を着ると人間のようにしかみえない、むしろ人間が高性能なロボット を演じているようにすら見えます。(全身に伸びるワイヤー類は転倒・破損の防止や動力、センサー接続などのため)。

一 方で人間に近ければ近いほど、微妙にキレの良すぎる動作や異様な動作音といった違和感が際立つのもたしか。ヒューマノイドロボットは人間に近づくとある 段階から急に違和感のほうが先だち不気味に見えるという「不気味の壁」説を、顔も表情もなく動きで示しているかのようです。

実 際の「中身」が見えるのは動画の半ばから。「やっぱり中の人が居るんじゃないの?」「なんだったら脱ぎましょうか?」といったやりとりを勝手に当てたく なります。

PETMANで得られた試験データはより高性能な防護服やマスクの開発に役立てられ、軍用および災害救助 などに従事する人間を守るため貢献する予定。です がいつかは、防護服の救助隊が来てくれたと思ったら、中身は動力内蔵に進化したPETMANの子孫だったということになるかもしれません。



(こちらは2009年当時、まだ 「箱に足」でよちよち歩きだったプロトタイプPETMAN。)      

2013年3月5日火曜日

米軍の四脚ロボ LS3 がさらに進化、音声に従い小川ですっ転ぶ(動画)



DARPA shows off latest advances to 
fourlegged LS3 robot more 
maneuverable, more autonomous

米 国防高等研究計画局 DARPA が、荷役用4脚ロボ LS3 の最新テスト動画を公開しました。DARPAと海兵隊の出資のもと Boston Dynamicss社が開発する LS3 (Legged Squad Support System)は、かつて「蹴られても立ち直るキモ健気ロボ」として話題になった BigDog の最新バージョン。



新たに公開された動画 は、海兵隊の研究部隊 MCWL (Marine Corps Warfighting Laboratory) とDARPA が共同で実施した試験の様子から。より実戦に近い状況で、「人間の音声命令に従って起動・追従」「障害物を認識しつつ経路を探索して兵士を追う」「斜面や 木立など不整地の移動」「小川を渡ろうとして派手に横転」といった場面が見てとれます。




左 は LS3 が認識・作成したマップと経路

2013年3月4日月曜日

あのBigDogが、腕を獲得

米軍出資の四脚ロボ BigDog が腕を獲得、コンクリートブロックを投げる (動画)

BigDog fourlegged robot adds an arm, shows it off for the 
scouts video
妙に生物的な動きがキモ怖かわいいと評判の四脚ロボ BigDog が、今度は腕を獲得しました。開発元 Boston Dynamics が公開した動画 (続きに掲載) は、動物でいえば顔にあたる部分から腕を伸ばした BigDog がコンクリートブロックを掴み、勢いをつけて背後にブン投げる試験の様子。
四本脚なのにさらに腕があるセントール的な違和感はさておき (ゾウの鼻にみえなくもない)、注目は単に腕だけの動きではなく、ステップを踏んで体全体の重心を調節・移動させ、脚の力も使うことで重量物を遠くまで放 り投げている点。人間が物を投げる際に足を踏み込んで重心移動したり、腕だけでなく胴や腰のひねりも使うのと同じです。 メーカー Boston Dynamics では、こうした Dynamic Robot Manipulation 米陸軍からの出資で研究中。ベースとなる BigDog は 米国防高等研究計画局 DARPA の出資で開発され、米海兵隊が歩兵部隊の荷役・支援用ロボ LS3 (Legged Squad Support System) として採用試験を実施しています。