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2014年8月22日金曜日

王ヶ頭ホテルにいってきます


標高2000mにある天空のホテル、王ヶ頭ホテルがとても良かった




結婚5年目兼36歳の誕生日の記念に、前々から泊まってみたかった長野県松本市にある王ヶ頭ホテルに泊まった。
テラスから見える雲海が見える絶景の宿」とか「山の上とは思えないホスピタリティ」とか美辞麗句が並ぶ情報がネットや雑誌の旅特集にさんざん載ってるけど、「子連れで行って問題ないか」など自分が事前に知りたかった情報はどこにもなかったので備忘録も兼ねて記録しておく。

都内から松本市内、そこからホテルまで

松本へは特急あずさで2時間強、松本駅近くから1日1回送迎バス(要事前予約)が出ている。
送迎バスはネットでの情報では「小さい、汚い」「揺れる。乗り物に弱い人にはおすすめできない」という情報だらけだったので、念のため事前に酔い止めを飲む。
子供も3歳になって酔い止めが飲めるようになったので「これはお山に行くための薬だよ」と解釈によっては非合法感溢れる言葉と共に薬を飲ませた。


肝心のバスは大型のきれいな観光バスで、道のりもカーブが多いコースではあるもののゆっくり進むので薬さえ飲んでおけば特に問題はない。
盛大に揺れるのは最後の最後、一般車両は入れないホテルまでの10分弱の道だけだがゆっくり徐行するので、特に問題はなかった。
ただしこれは春から秋までで、冬になると一般道路が通行止めになり舗装されていない特別なルートを走るようで、どうやらそっちは道が舗装されていない上にチェーンをタイヤに巻いて走るので盛大に揺れるらしい。ネットで悪評になっていたバスは冬の時期に出るバスらしい。一面雪景色の山も捨てがたいが乗り物に強くない人は冬以外に来たほうがいいと思う。
但し、マイカーがある人はビーナスラインという舗装されたゆるいルートの道路を走り、麓から送迎バスに乗ればいいらしいので、冬でもなんとかなるかもしれない。


チェックイン~家族風呂



チェックイン後、部屋に入る。今回泊まったのは一番安い和室8畳の部屋。
朝夕の食事付きで一人17,800円。初めて利用する場合は館内の説明や夕方からチェックアウトまでにあるイベントの数々の案内がある。
他のブログでも書いてあるが、このホテルはとにかくイベントが多い。
無料の食前酒やジュースの提供に始まり、宿周辺で撮影された写真のスライドショーにナイトツアー、朝は山頂へのバスツアーと山の上でありながらアクティブに色んなイベントに参加することも出来るし、のんびりデッキや室内で過ごすこともできる。ちなみにキッズスペースもあり、絵本や遊具も用意されていた。
泊まった当日は雲が多くホテル周辺も霧がすごかったが、景色を見ないことには始まらないと思い、子供を連れて外に出た。
外にでると霧が濃く少し先は何も見えないが、時折霧が晴れた時に広がる景色に心と身体が静止する。






http://instagram.com/p/qEAuHwk9Fu/

今回の滞在で嬉しかったことの一つはこの家族風呂だった。この家族風呂は温泉ではないが無料で利用できて、予約も必要なく空いていたら使っていいという、なんともユルい仕組み。
子供が多少はしゃいでも周囲を気にする事も無いので、ゆっくりと外の景色を見ながら入浴できてとてもリラックスできた。

夕食



夕食は長野の食材を中心としたコース料理。
焼きたてのイワナや和牛のステーキや佐久の鯉、最後のデザートに至るまで本当に美味しかった。
一番驚いたのは3歳の子供用に用意してもらった食事。
事前に卵アレルギーなので除去食ができるか相談したところ、「できる限り対応いたします」と電話で回答してくれていたが、「できる限り」なんてものじゃないレベル。
大人と同じイワナ塩焼きやミニサイズのステーキにサーモンの刺身、一番驚いたのは卵を使わずに揚げた天ぷら。デザートにフルーツの盛り合わせと卵不使用のミルクプリンまでついていた。
3歳には多すぎて半分近く大人が食べたけど、3,300円でこの内容の夕食に加え、朝食がつくのはすごいと思った。
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娘が食事に飽きた様子を見て、食堂担当の方が塗り絵セットを出してくれた。滞在中こういう細かな気配りがところどころにあった。
食後は王ヶ頭ホテル周辺の自然や星空を写した写真のスライドショーや子供向けの紙芝居があった。加えて本来であれば少しバスで山を降りて高原を散策するナイトツアーもあったが、霧が濃いため中止になり、ホテル内で輪投げがあったらしい。
自分は夕食に生ビールをと日本酒を2合ぐらい飲んだら高山の影響でベロベロに酔っ払ってしまい、スライドショーの前に部屋で即就寝。翌日、ホテルのスタッフに抱きかかえられて輪投げに興じる子供の写真を妻に見せてもらった。

朝焼け

ホテルの朝は早い。
前日泥酔して10時前には寝たこともあり、朝4時頃起きて朝焼けを見に行く。
ロビーには前の晩に夜食として提供されたふかしイモと大きなやかんに入った温かいお茶があり、同じ目的で早起きした人とお茶を飲みながら日が昇るのを待つ。




この景色を見て来てよかったと思った。

前日の夕食同様に豪華な朝食を食べ、周辺を散歩したりしてからチェックアウト。
チェックアウト後は松本駅までまっすぐ向かうコースと途中で山中の蕎麦屋に寄って昼食をとってから松本駅に向かう2つのコースがあった。
昼飯探しの手間が省けるので後者を前日に予約しておいた。


蕎麦屋は山菜を自分で天ぷらにして食べる山菜天ざる蕎麦で、事前にホテルに頼めば子供用の料理も出してくれる。
テーブルの間隔も余裕があり、忙しくなく蕎麦が食べられた。

自分が泊まった部屋は一番安いコースで17,800円だったが、宿での食事や送迎、滞在中の時間とサービスを考えると、適当な民宿に泊まりに行くよりもずっとコストパフォーマンスが高く、また行きたいと思えるホテルだった。スタッフのホスピタリティも素晴らしくて、子供に対する優しい気遣いはなかなか他のホテルでは見られないレベルで感動した。我家以外にも小さな子連れで滞在している方もいたし、子連れでの滞在もおすすめできる。
松本は新宿から特急が出ていて、金券ショップで切符を買うと往復で1万円を切るのも良いし、松本駅周辺も松本城や美術館や雑貨、昭和からある古い喫茶店など観光には事欠かないので、少し遠出するにはちょうどいい街だと思う。

来年は秋ごろ行ってみたい。


http://nanao.hatenablog.com/entry/ougatouhotel



2013年4月2日火曜日

「シムシティ(2013年版)」をプレイしてみた


UK版「WIRED」編集長が、人気シリーズ最新作「シムシティ(2013年版)」をプレイしてみた

ゲーム好きのWired.co.ukの編集長、ネイト・ランクソンが今月発売された話題のPCゲーム 「シムシティ」をプレイした。これまでのシリーズと比べて何が変わり、どういった楽しみ方ができるようになったのか? 逆にどういったことができなくなっ たのか? 街の創造主であり市長でもあり、破壊者ともなれる神のゲーム。その最新作を斬る。

TEXT BY NATE LANXON TRANSLATION BY WIRED.jp_M PHOTOGRAPHS BY ELECTRONIC ARTS

WIRED NEWS (ENGLISH)

 

円形闘技場をつくり、ゾンビの襲撃に対処し、マイホームを建てた。でも まだあとひとつ緊急のタスクを完了する必要があった。街の大きな一角を居住エリアに 指定しているのに、まだ誰も移住してこないという問題を解決することだ。学校は近くにあるし、大きな警察署もわりときれいな道も整っている。なのにどうし て誰も住んでくれないのか不思議だった。

そこで、自分のアイテムリストにあった最も高価な公園をつくってみること にした。するとなんと大成功! 人々がその住宅地に移住してきてくれるようになっ た。公園がそのエリアにもたらす価値が、ちょうどそのとき必要だったようだ。

夜になると、その街では雨が降り始め た。そこで住民たちの様子を少し調査してみることにした。多くの人々はハッピーだったが、十分な仕事がこの街にはない と嘆いている人も多かった。次のチャレンジが決まった。街に新しい仕事を生み出す!

新しい「シムシティ」 は、これまでのシリーズ をプレイしたことがある人にとってみれば、大まかな内容は変わらない。空っぽの土地から始まり、道路をつくり、家を建てる。そして発電所を建設し、水道施 設を導入し、道路をもっとつくる。公民館を建てたり、店を構えたりしながら、さらに道路をつくる。そして気が向いたら住民のために公園をひとつやふたつつ くってあげたり、彼らを楽しませるためにスタジアムを建設したっていい。そこから街をどう成長させていくかは、すべてプレイヤー次第となる。

た だ、今回のヴァージョンがこれまでのものと異なるのは、マルチプレイヤーのようなかたちでプレイすることを念頭にゲームが設計されていることだ。そのた め、そもそもインターネットに接続されていないとプレイできない(わたしは最初飛行機のなかでプレイしようとしてフラストレーションが溜まった)。そし て、つくることのできる街の規模にも制限があり、これまでのヴァージョンのようにひとつの巨大な街をつくることができなくなった。その代わり、複数の街を 隣り合わせでつくっていき、街同士が連携していけるようにプレイすることが推奨されている。それらの街はすべて自分ひとりでコントロールすることもできれ ば、友達(や赤の他人)にあなたの「リージョン(地域)」に参加してもらって、隣街の設計を任せることもできる。

だ が、わたしはそういったやり方はあまり性に合わない。最初に街を自分でつくったみたときも、すぐに規模の限界に達してしまうことがわかった。数時間やっ ているだけで、ビルを新しく建てるために、単純に街を拡張することができなくなり、気がつけばもう街の一部を破壊し始めていた。これまでのシムシティのよ うに何百平方キロメートルも街を広げていける楽しみはなくなってしまった。もちろんこのやり方にはメリットもある。例えば、ある街で住民が急に道端にゴミ を捨て始めたとき、隣街から大量のゴミ収集車が拾いにやってくるのを見るのは壮快だ。ただ、それにしても単にひとつの大きな街がつくれないことに、わたし はプレイ中ずっと不満だった。

住民の個人的な生活に注目 

 ゲームを進めていくうちに、いくつものチャレンジが提示されてくる。街の住民から助けてほしいという声が聞 こえてくるのだ。「ゴミ問題をなんとかしてほし い」「もっといい学校が必要だ」といった日常の要望から、「家が火事になった!」という緊急事態までさまざまだ。プレイヤーは市長として、彼らの声を親切 に聞いて助けてあげることもできるし、まったく無視して彼らの人生が悲惨なことになっていくのを見て楽しむこともできる。どう対処するにしても、街の住民 の個人的な生活に注目させるこうした仕組みは結構楽しむことができる。プレイしていて街がよりいきいきと感じられるし、市長としての権力を存分に楽しむこ ともできるからだ。

しかし、グローバルサーヴァーに常にインターネットで接続していないとプレイできないことから、さまざまな時点でゲームをセーヴできなくなったという問題 があることもわかった。これではプレイヤーの創造性と実験性を制限してしまう。昔のシムシティだと、基本的な街をまずはつくり、いったんそれをセーヴして おいて、大規模なショッピングエリアをつくってみたり、広い工業地帯を建設してみたりといった実験をすることができた。もしうまくいかなかったとしても、 ゲームをリロードして、また基本の街から再びスタートすればよかった。それがこのヴァージョンからは不可能となった。つまり、美しい理想郷をつくり、わざ と大地震を起こしてその街を破壊するといった楽しみ方をするのも面倒になったということだ。破壊を楽しんだあと、これまでは地震がおこる前の街のセーヴポ イントに戻すだけでよかったのが、これからはちゃんと後片付けをしなければならなくなったからだ。

プレイヤーによっては、これは小さな問題に感じるかもしれない。だが、こうしたすべての問題の要因はシンプルなものだ。それは、EAが常にゲームが動いて いるマルチプレイヤー式の仕組みを採用したこと。それによって、これまでのシムシティのよさがさまざまな面において損なわれてしまった。遊べる範囲が小さ くて、自由が制限されていて、時折単に不便に感じるようなものになってしまった。

もちろんとても楽しいゲームであることには変わりないし、複雑なオプションがプレイヤーに提供されているわりに、美しくつくり込まれていて、とても扱いや すい。ただ、何百時間もかけて東京のようなメトロポリスをつくりたいと考えているゲーマーにとってみれば、今回のヴァージョンはその望む方向には向かって いない。