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2013年7月2日火曜日

メガネから見える未来 Google Glass にウェブブラウザ追加、音声コマンドを強化

メガネ端末 Google Glass にウェブブラウザ追加、音声コマンドを強化

 



Google がメガネ型端末 Glass の開発者版 Explorer Edition 用にソフトウェアアップデートの提供を開始しました。今回の内容はウェブブラウザの追加、音声コマンドの拡大など






Google Glass のプロセッサやメモリなどは軽量級のスマートフォンに近く、OSもAndroidベースです。しかし視界の端でさっと参照する使い方や限定された入力装置 にあわせて、画面のユーザーインターフェースは携帯電話やタブレット用の Android UI ではなく、独自のカード UI を採用しています。

Google 検索も当然のことながら基本機能として搭載していますが、結果はPCでのウェブ検索のようにウェブサイトへのリンクを表示するのではなく、簡潔なテキスト や読み上げで質問への回答や言葉の意味を伝えるものでした。(参考:Google Glass ユーザーインターフェース解説)


しかし今回のアップデートでは、 Glass の小さな表示のなかにウェブサイトをそのまま表示して、リンクを辿ってブラウズできるようになります。

操 作は従来のようなポインティングデバイスがなく画面が狭い Glass だけに特徴的で、

スクロール:タッチパッド (メガネのつる部分) で指を滑らせる。
ズーム:二本指を滑らせる。
表示範囲の移動:タッチパッドに二本指を置いた状態で頭 を動かす
クリック:画面の中央にリンクなどを捉えた状態でタッチパッドをタップ

となっています。トッ プの画像は、PCレイアウトのフル版ウェブサイトを Glass のブラウザで見た状態のイメージ。ページの一部だけが覗き穴のように表示され、中央にはクリックの照準が見えています。

ギャ ラリーはEngadget本家編集部にある Explorer Edition でブラウザを起動したスクリーンショット。人の邪魔をしないテクノロジーとして開発された Glass の表示は視界を覆うような広さではありませんが、解像度としてはいちおう横に640 x 縦に 360 あるため、モバイル表示のウェブを見る程度ならなんとか表示は可能です。



(こちらは今回のウェブブラウザではなく、デフォルトの検索機能をデモする動画。)

そのほか今回のアップデートで追加されたのは、

・ハンズフリー操作の強化 (メッセージが届いたら ok glass, read alound で読み上げ、ok glass, reply で返信を音声入力、電話が来たら ok glass, answer call で出るなど)。

・写真などの共有相手の拡大 (共有先を選ぶとき、Gmail コンタクトがプロフィール写真付きで並ぶ)

など。

Project Glass

2013年4月25日木曜日

ウィンクで撮影。グーグルグラスはまばたき制御もできるよ。



あ らぬ方角を見つめてひとりブツブツ言いながらメガネの縁をなでなでするグーグルグラスのバラ色の未来に「長めにウィンクして写真を撮る」という新たな仕様 が加わるようです。未来きますね。
Redditユーザーnofodawimさんが見つけたもの。グーグルグラス付属アプリ 「MyGlass Android」のコードを調べていたら以下のような瞬き制御の属性が仕込まれていたのです。

130422googleglass_wink.jpg

「EYE_GESTURE_WINK」はオン/ オフ切り替えが可能で、カリブレーション(測定)も必要、とね。気になる用途ですが、ここでは 「EYE_GESTURE_WINK_TAKE_PHOTO(ウィンクで写真撮影)」とだけ明記されてます。写真撮影ができるってことは他の機能にも使え る...ということに。
グーグルグラスは縁の内側にプロキシミティセンサーがついており、メガネをかけるとたちどころに検知するんですが、 あのセンサを少し調整すれば目の 監視にも使えそう。そういうことなのかな。
もちろん見張るのは片目。普通の瞬きとごっちゃにならぬよう、ウィンクは大袈裟に長くやらないと 検知してもらえないようにしないとダメでしょうね。 美人を見たら長めにウィンクしないと撮れないというのも直感に反する気もしますが。開いてる方の目に力を込めて見つめるしかないですね。

Reddit via Google Glass Apps


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2013年4月16日火曜日

Google Glass のハードウェア仕様公開


 Google Glass のハードウェア仕様公開、5MPカメラ&骨伝導スピーカー

 

 

 

開発者向けプロトタイプ Explorer Edition の出荷開始と同時に、Google Glass のサポートページも公開を迎えました。ディスプレイは「8フィート先の25インチHD画面相当」、カメラは5Mピクセルといったハードウェア仕様と、「着 けたままスキューバダイビングはできますか?」「無理」といったユーザーFAQが確認できます。


ハー ドウェア仕様は、たとえば:



装着
・調節可能なノーズ パッドと、どんな顔にもフィットする耐久性あるフレーム。2サイズの追加ノーズパッド。

ディスプレイ
・ 「8フィート先の25インチHD画面」相当

カメラ
・静止画5MP、動画720pカメラ

音 響
・骨伝導トランスデューサー

無線接続
・802.11b/g WiFi、Bluetooth

ストレージ
・16GBフラッシュメモリ。ユーザーエリアは12GB。 Googleのクラウドストレージと同期。

バッテリー
・通常利用で一日。動画撮影やハングアウトなど 一部の機能はもっとバッテリーを消費する。

充電
・マイクロUSB

互 換性

・Bluetooth対応携帯
・連携アプリ MyGlass は Android 4.0.3 Ice Cream Sandwich 以降対応。GPS や SMSはMyGlass経由で有効。

といったとこ ろ。

またFAQでは、「どこでも使えますか?」「なんでもそうですが、時と場所によります」(周囲がうるさければ音 声認識は難しくなる、病院など写真や動画の 撮影を控えるべき場所もある、ディスプレイは明るい日光下では見にくい場合もある、携帯電話とおなじく常に周囲を考えること)。スキューバダイビングはだ め、破片などから目を守る機能はないから注意、スポーツや危険な作業中に使うときは目を逸らさないように etc など、ほぼ携帯電話に準じた注意書きが示されています。 


Google Glass、 Explorer Edition(開発者向け) の出荷を開始


Googleメガネ Glass、開発者向け Explorer Edition の出荷を開始

昨 年4月の発表から約一年、Google がメガネ型ウェアラブル端末 Google Glass の開発者向けモデル Explorer Edition の出荷を開始しました。
本日から出荷されるエクス プローラー・エディションは、昨 年6月の開発者イベント Google I/Oで、米国在住の出席者限定かつ有料1500ドルの条件で先行販売が発表された一般開発者向けのモ デル。

「Glass」がまったく新しい種類のモバイル端末であることから、Googleでは社内で商品として完成さ せる前の段階で情報を公開して、広く一般から のフィードバックを募ってきました。エクスプローラー・エディションはこの一環として、Google 社外の一般開発者向けに初めてまとまった数量が手渡されるハードウェアです。

Googleによると、今回販売する Glass Explorer Editionは約2000台。I/Oで先行入手権を得た開発者向けに、段階的に出荷される予定です。

Google はこのプロトタイプモデル実機によるフィードバック収集段階を Explorer Program と名付けており、ソフトウェア・ハードウェア開発者以外だけでなく、使い方のアイデアを持つ一般ユーザーにも順次プログラムを拡大してゆくとしています。

先 日の「Glass 使い方アイデア募集」で優勝したユーザー向けの Glass Explorer Editionは、I/O 出席者向けのあと続いて出荷される見込みです。


Glass


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2013年3月11日月曜日

Google Glass型端末で「外見認識」

Google Glass型端末で顔認識を使わず個人を特定する「外見認識」技術 InSight 、米大学研究者が発表

Google Glass
Google メガネこと Glass の有望な使い道のひとつに、内蔵のカメラで主観ビデオや写真を撮って記録・共有することに加えて、画像認識や画像検索でいま見ているものについて追加の情 報を表示することがあります。 

すでにスマートフォンのカメラで実現している「お店の看板から営業時間やレビューを調べる」や「手にとった製品の最安値を探す」等のほか、Google Glass 型端末では人ごみから知り合いを見つけて頭上に名前を表示したり、あるいは他人でも本人が周囲に伝えたい情報 (例:タクシー相乗り希望、券ないか券、ひと狩り行こうぜ) をポップアップ表示できるかもしれません。 

米デューク大学の研究者チームが発表した技術 InSight は、Google Glass のようなウェアラブル端末のカメラ映像から特定の個人を認識する方法。個人の認識にはこれまで顔認識が広く使われてきましたが、InSight では服装など外見全体から「ビジュアル指紋」を抽出して照合することで、顔を正面から撮影しなくても、背中や部分的な映像からも人を特定できることが特徴 です。  

論文を発表したのは、Duke University の He Wang, Xuan Bao, Romit Roy Choudhury, および University of South Carolina の Srihari Nelakuditi 氏。 InSight のアルゴリズムから、Google Glass ではなく市販のサングラス型カメラ PivotHead とAndroidスマートフォンで実装して試してみましたまでの詳細はリンク先で読めます。

要点を乱暴にまとめると: 
・顔は正面から撮れるとは限らなかったりそもそも写らないかもしれないので、服装などからビジュアル指紋を生成して照合に使う。 

・ビジュアル指紋は、携帯のインカメラカメラなどで撮影した上半身や全身の写真から、色の Spatiogram や、パターン(模様)のウェーブレットを生成する。( Spatiogram は色の分布を示すヒストグラムを拡張して、2次元上の色の分布も含めたグラフ。服の色だけでなく上下の組み合わせ、アクセサリなども含まれる。)。

 顔認識以上に面倒そうな最初の「登録」(撮影と指紋生成)については、特に居ずまいを正して記念撮影する必要はなく、たとえばスマートフォンを普段どおり に使うなかでユーザーが画面をタッチしたとき (インカメラとユーザーの上半身が向き合っている可能性が高い)、PCを使用しているときのウェブカメラなどで複数の写真を撮影し、自動的に有効なものを 選んで「自己(自撮り)ビジュアル指紋」を生成できるとされています。(システムとして、そもそも見つけてほしい本人が望んで有効にすることが建前で す。) 

知り合いやほかのウェアラブル端末利用者に特定個人の「指紋」を伝えるためには、Bluetoothで周囲にのみ発信する方法、クラウドにリポジトリを置 いて照合する方法が挙げられています。実際に採用されたのはクラウドを使うほう(の、オフラインシミュレーション)。クラウドを使う利点は、識別されたい 本人だけでなく、ほかのユーザーが撮影した映像を使ってビジュアル指紋の精度を上げる「再帰的精度向上」が使えること。 

たとえば見つけて欲しい人Aの自己ビジュアル指紋が近距離の上半身正面だけを元にしていた場合でも、ほかのユーザーBのウェアラブル端末で動く InSight が A を認識したら、あとはBのカメラが捉えたAの全身や後ろ姿なども含めてビジュアル指紋の精度を向上させクラウド上のリポジトリを更新することで、それ以降 はさらに別のユーザーC が Aを部分的にだけ捉えてもちゃんとAだと認識できる、といった仕組みです。

また顔ほどユニークではない服装などをベースにした仕組み上、ビジュアル指紋の精度がある程度高くてもどうしても認識できない場合や、複数の候補があらわ れる曖昧さは排除できません。これについては、さらに認識精度を上げるためスマートフォンやウェアラブル端末のモーションセンサと複数フレームからの動き 認識を使うアイデアにも触れています。 

たとえばウェアラブル端末で撮影した複数のフレームから、ある人物が静止しているか歩いているか、動いているならどの方向かといったデータを取り出し、クラウドを経由して識別されるほうの端末に問い合わせ、特定のタイムスタンプ (たとえば15秒前) にどのような動きをしていたかモーションセンサーのログとマッチングするなど。

 論文では普段どおりの自然な服装の被験者15人を使ったコンセプト実証実験の結果、正面からでは自撮りのビジュアル指紋だけでも高い認識精度が得られたと しています(1人なら100%、15人でも93%)。背面からの場合、初期状態の自己ビジュアル指紋では正答率40%ほど(「分からない」が約55%、誤 認は低く数%)。ここからシミュレーションで指紋の精度を上げていったところ、背中からでも約93%の正答率に達したとされています。(実際にどういった 環境だったのかは元論文へ)。

 さて、顔認識ではない外見認識が有望であるとして、ありそうな反応は: 

1. 顔を隠しても個人を認識されるなんてプライバシー的に恐ろしい。
2. 服装は毎日変わるから非実用的。 

が挙げられます。どちらも一面の真実ではありますが、論文の執筆者が議論するのは、アプリケーション例としての InSight はあくまで識別されたいユーザーが任意で使う仕組みであること。自己ビジュアル指紋は自分で登録するため、使っていなければ InSight のユーザーからは該当なしにしか見えません。 

またマッチしたときに表示される情報も自前で用意するため、名前やニックネームなどなんらかのアイデンティティを含める必要もなく、「求む xx」のようにプラカードで掲げたい情報にすることもできます。(論文ではURLを書いた名札や、メッセージTシャツに擬えている)。 

「服装は毎日変わる」については、逆にある日、ある場所でしか有効でないことで、プライバシーを守りつつ「今日のイベントでは XX が目当てだから、InSight を有効にしてこっちのアカウント名を載せて、XX求むと書いておこう」が可能になるともいえます。 

(ただし、あくまで特定アプリケーションの設計やユースケースを前提に技術的な長短について述べただけなので、顔認識やBluetooth トラッキング などこれまでの技術と同様、プライバシー上問題のある使い方をされる可能性も考えられます。)


(余談。元論文にある利用例のひとつは、「求職フェアで学生が自分のスキルセットや希望の職を表示する」。文化の違いというか、一斉に無難なリクルート スーツに着替える日本ではかなり技術的にチャレンジングな環境になりそうです。実用化されたとして、ユーザーが頭上に表示したい内容と位置情報などから マッチングした商売はもちろん、あまりにもビジュアルフィンガプリントが更新されないユーザーには「季節の変わり目くらいは服を買おうセール」の広告が表 示されるかもしれません。)

下は InSight とほぼ関係ないGoogle Glass動画。強いていえば「Glass + 服」つながりです。(デザイナー Diane von Furstenberg と、モデルやスタイリストに Glass を着けてもらい撮影したファッションショーの主観短編動画。)

 

2013年2月25日月曜日

「Google Glass」が製品化前に手に入るコンテスト開始。使い方アイデアを募集

How you can get your hands on Google Glass
Google がメガネ型端末 「Glass」を製品化前に入手できるコンテストを開始しました。Google Glass は広く一般から意見を募るため(また実地テスト中のGoogle社員がいちいち騒がれないように)、製 品化未定のまま発表されたのち、将来の製品版とは別の開発者版が Explorer Edition としてごく一部の開発者に提供予定です。今回発表されたのは、この Explorer Edition を予約済み開発者以外にも有償提供するコンテスト。 具体的には Glass の使い方アイデアを募集しており、Twitter または Google+ を通じて ハッシュタグ #ifihadglass つきでつぶやくことで応募します。詳しい条件は続きをどうぞ。ただし今のところ米国内在住者のみが対象です。 条件は18歳以上であること、米国在住者であることに加えて、
  • アイデアは50語以下。
  • 投稿にはハッシュタグ #ifihadglass を含める。
  • 主催者から連絡できるよう、Google+ なら +ProjectGlass、Twitterなら@projectglass をフォローすること。
  • 写真は5枚まで、動画は15秒まで添付できる。
  • 締め切りは2月27日。
など。 また入賞してもタダでもらえるわけではなく、Explorer Edition を先行予約したほかの開発者と同じく、自分で1500ドルを負担して購入する必要があります。(Explorer Edition は昨年の Google I/O 2012 に出席した開発者限定かつ米国在住者限定で登録でき、さらに1500ドルで購入する必要がある狭き門でした)。 当選者はExplorer Edition を予約したのち、ニューヨーク・サンフランシスコ・ロサンゼルスの各地でGoogleから手渡しイベントに出席することになります。 下はGoogle が公開した Glass の新動画 How It Feels. 示される用途は手放しで写真撮影や動画撮影と共有、見ているものを中継しつつビデオ通話 (Hangout)、施設内でも屋外でも使える道案内、音声入力でメッセージ送信、音声やカメラ画像からGoogle検索、場所や時間に応じた自動情報表 示 (Google Now)、翻訳などなど。発表時のイメージ動画とそれほど変わりませんが、今回の動画では UI がそれらしく洗練され、使ったイメージが湧きやすくなっています。