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2015年10月5日月曜日

iPad Pro VS Surface Pro 3

iPad ProとSurface Pro 3詳細比較。ハードは意外にも好勝負、今後のiOSとアプリの舵取りが課題に



アップルのスペシャルイベントの中でも大きな注目モデルとなったiPad Pro。1年ほど前から噂されていながら、一方で「本当に出るの?」感の高さもあったところに加え、製品だけを見てもiPadのデザインそのままで 12.9型の巨大画面、という絶大なインパクトの押しがあります。さらにイベントでは、4K動画編集やデザインイラスト制作といった、いわゆるコンテンツ 制作のプロフェッショナル向けのデモが中心となりました。

こうした点で見た場合、実はiPad Proのライバルとなりそうなのが、意外な感もありますが、マイクロソフトのSurface Pro 3です。専用設計のスタイラスペンがサポートされている点や「ついにアップルまでが追随したか」との声も出たキーボード付きカバーに加え、本体サイズや上 述したような「ビジネスやクリエイターに向けたタブレット」という立ち位置さえも近いものとなっているためです。

こうした観点から、iPad ProとSurface Pro 3の仕様を比較してみました。ご覧ください。

iPad Pro実機ギャラリー

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40 枚



iPad Pro

Surface Pro 3
画面解像度
2732×2048(4:3)
2160 x 1440 (3:2)
画面サイズ 12.9インチ 12インチ
ペン入力 Apple Pencil
(別売り99ドル、筆圧+傾き検知)
本体付属 Surface Pen
(N-Trigデジタイザペン、筆圧感知)
プロセッサ Apple A9X (+ M9モーションプロセッサ) インテル Core i3 / i5 / i7 (Haswell, 2コア)
GPU A9X内蔵(PowerVR Series7 XTベース?) Intel HD Graphics 4200 (Core i3) /4400 (Core i5) /5000 (Core i7)
メモリ 非公開(4GB?) 4GB (〜128GB) / 8GB (256GB〜)
ストレージ 32 or 128GB 64GB (Core i3)
128GB or 256GB (Core i5)
256GB or 512GB (Core i7)
ワイヤレス 802.11a/b/g/n/ac (2.4GHz/5GHz、最高866Mbps)、Bluetooth 4.2、LTE(Wi-Fi+Cellularモデル) 802.11a/b/g/n/ac (2.4GHz/5GHz、最高866Mbps)、Bluetooth 4.0
ポート類 Lightning
Smart Connector(Smart Keyboard接続用)
ヘッドセット端子
フルサイズUSB 3.0×1
ミニDisplayPort×1 (複数ディスプレイ対応)
マイクロSDスロット
ヘッドセット端子
Cover Port
カメラ・スピーカー 前面1.2MP / 背面8MP

ステレオスピーカー(ユニット4基、2ウェイ)
前面5MP / 背面5MP

Dolby sound ステレオスピーカー
バッテリー駆動時間 最大10時間(Wi‑Fiでのインターネット利用、ビデオ再生、オーディオ再生時) 〜9時間(ウェブブラウズ)
OS iOS 9 Windows 10
(Core i3モデルはWindows 8.1)
スタンド固定 外付(Smart Keyboardや各種アクセサリ) 多段階(本体側にKickstand搭載)
本体寸法 305.7×220.3×6.9mm 292.1 x 201.4 x 9.1mm
重量 713g(Wi-Fi版)、723g(Wi-Fi+Cellular版) 800g
価格 799ドル(32GB版)
949ドル(128GB Wi-Fi版)
1079ドル(128GB Wi-Fi+Cellular版)
※米国Apple Store価格
税込11万1024円 (Core i3, 4GB RAM, 64GB SSD)
〜税込21万4704円( Core i7, 8GB RAM, 512GB SSD)
※国内マイクロソフトストア価格、2015年9月10日現在


ざっと見て目立つのは、iPad Proの画面解像度の高さ、そして画面と本体の大きさでしょう。アップル側もデモなどで巨大感を演出していますが、「Surface Pro 3以上に大きい」と聞くと、これまでとは違った印象を持たれる方もいると思います。



そして気になるのは価格でしょう。iPad Proはまだ米国価格しか出ていませんが、iPhone 6sのレートである1ドル=120円換算では、32GB版モデルでも税込だと10万円を超えるかも? という気配。さらにSurface Proがペン込みの価格、Apple Pencilは別売りで99ドルといった点を考えると、体感価格ではほぼ同格となりそうです。

ちなみにキーボードカバーですが、iPad Pro用Smart Keyboardは169ドルに対し、Surface Pro 3用が直販で1万6934円。両方ともそもそも高価ですが、こちらもiPad Proのほうが高価となりそう。
こうして見ると、iPad ProはiOSデバイスとしては異例なほど高価な機体であることもわかります。

速度に関しては、iPad Proが搭載するA9Xの性能が不明なため、発売後の評価待ちといったところ。しかし少なくとも、高速性に定評あるAir 2より高速なのはほぼ間違いないでしょうから、あまり大きな不安点とはならないと思われます(もちろん、コストパフォーマンス的な観点からは別ですが)。 アップルは発表イベントで、「過去一年間に販売されたPCのうち80%はiPad Proより遅い」と表現していました。



となると、当然ながら焦点となってくるのが、アプリ側でどれだけのことができるのか、という視点。
Surface Pro 3は当然ながらクリエイター向けのWindowsアプリが動作するわけですが、現状のiOS(iPad)用のクリエイター向けアプリは、従来のiOSデバ イスに合わせて「操作性や応答性は高いけれど、機能的にはあえて限定する」という方針で作られているためです。

iOS 9ではSlide OverとSplit Viewという画面分割機能による画面表示レベルからのマルチタスクを大きくアピールします(後者のほうが高機能。詳細は発表時記事を参照ください)。

速報:iOS 9で iPadが画面分割マルチタスク対応。要 iPad Air 2以降

またiPad Proはこれらを強く意識して設計されており、2732×2048ドット(横長時)というこれまで聞いたことがない液晶パネル解像度にしても 「iPad(Retina)の縦長状態(1536×2048ドット)を横にほぼ2つ並べられるから」という旨の発言が出ています。



こうした状況から、当面はSplit Viewなどを活かした「iPad Air×2台分+α」的な使われ方をアピールするでしょうが、おそらく発売後にかけて「これだけのハードウェア価格に見合う機能を持ったiOSアプリが欲しい」という声は出てくるものと思われます。

Windows 10は大きな戦略として(デバイスの大きさを問わずに動作する)ユニバーサルアプリの普及を進めていますが、アップル側でも、それこそiPad Proと歩調を合わせて、「iOSとOS Xのユニバーサルアプリ化導入」の噂は根強く出ています。 iPad Air 2登場時あたりから「これだけハードが高速であれば、そろそろフル機能のPhotoshopなどが動いてもいいのでは」という声は上がっていたわけです が、そうした意見がiPad Proの登場でより強くなることは間違いない傾向。本体価格がSurface Pro 3、ひいてはMacBookシリーズに近くなるからには当然の要求とも言えます。

ともあれ、iPad Proの(業務用機としての)コストパフォーマンスは、ハードウェア的な装備のみならず、こうしたクリエイター向けアプリの充実に左右されることは間違い 有りません。それが現状のように、OS Xとは一線を保った方針継続か、ユニバーサルアプリ的な融合路線かはともかくとしても、このあたりの「iOS従来路線とのズレ解消」は、iPad Proの評価のみならず、今後のiOSの進化にも大きく関連するテーマであることは間違いなさそうです。

ともすればiPad Proは、「iOSに対するパンドラの箱」なのかもしれません。



2014年9月26日金曜日

大きさくらべ iPhone 6, Xperia Z3 compact, Galaxy S5

iPhone 6 対 Xperia Z3 compact 対 Galaxy S5。各社4.7〜5.1インチ級 仕様比較


アップルが9月19日に発売する4.7インチの iPhone 6 と、ソニーのXperia Z3 Compact、サムスン Galaxy S5の仕様比較表をお届けします。

アップルは、9月10日未明(日本時間) のスペシャルイベントで、画面の大きくなったiPhone 6 / iPhone 6 Plusを発表しました。画面サイズはそれぞれ4.7インチ/5.5インチ。Androidスマートフォンの主流の大きさに近づきました。

では画面サイズ以外の差はどうなっているのか、iPhone 6とサイズの近い Xperia Z3 Compact、Galaxy S5の3機種について仕様を表にまとめ、比較してみました。



iPhone 6


Xperia Z3 Compact


Galaxy S5
OSiOS 8Android 4.4 KitKatAndroid 4.4 KitKat
プロセッサApple A8 +
M8モーションコプロセッサ
Qualcomm Snapdragon 801
(2.5GHz 4コア+ Adreno 330 GPU)
Qualcomm Snapdragon 801
(2.5GHz 4コア+ Adreno 330 GPU)
RAM(未確定)2GB2GB
ディスプレイ4.7インチ Retina HD液晶
フルsRGB色域
デュアルドメインピクセルによる視野角向上
4.6インチHD
「トリルミナス」液晶ディスプレイ

(TRILUMINOSは広色域仕様に対するソニー的なブランド。製品ごとの基準などは非公開)
5.1インチ Super AMOLED
有機ELディスプレイ
(コントラスト比:原理的にはほぼ無限)
画面解像度1334 x 7501280 x 7201920 x 1080
PPI326319432
ストレージ内蔵 16 / 64 / 128GB内蔵 16GB
microSDスロット
(128GBmicroSDXC対応)
内蔵 16 / 32GB
microSDスロット
(128GBmicroSDXC対応)
防水防塵非対応IP65 / IP68IP65 / IP67
背面カメラ800万画素「新」iSightカメラ
(1画素1.5ミクロン)
F2.2
True Toneフラッシュ(LED)
バーストモード

5sより強化された顔検出
2070万画素 Exmor RS for mobileセンサ

ISO 12800

LEDフラッシュ
バーストモード
1600万画素 高解像度裏面照射型CMOS F 2.2

ISO 800

LEDフラッシュ
バーストモード
オートフォーカスFocus Pixels オートフォーカス (位相検出式)対応0.3秒超高速AF (位相検出式)
動画撮影1080p/30fpsまたは60fps
スローモーションビデオ
(120または240fps)
「シネマティック」手ぶれ補正
コンティニュアスAF

ビデオ撮影中に写真を撮影
デジタル3倍ズーム
4K撮影対応
SteadyShot 手ブレ補正
オブジェクトトラッキング
(特定の形状にフォーカスロック)
デジタル8倍ズーム
HDR動画撮影
4K撮影対応
電子式手ぶれ補正
0.3秒超高速AF
セレクティブフォーカス
デジタル4倍ズーム
HDR動画撮影
前面カメラ720p HDビデオ撮影
静止画120万画素
F2.2
写真と動画の自動HDR
強化された顔検出
1080p フルHDビデオ撮影
220万画素
1080p フルHDビデオ撮影
210万画素
LTE
TDD/FDD-LTE Cat.4
(下り150Mbps /上り50Mbps)
※速度はキャリアに依る

TD 41対応でWiMAX 2+やSoftBank 4Gにも対応
TDD/FDD-LTE Cat.4
(下り150Mbps/上り50Mbps)
※速度はキャリアに依る
TDD/FDD-LTE Cat.4
(下り150Mbps/上り50Mbps)
※速度はキャリアに依る
VoLTE対応対応対応
WiFi802.11 a /b /g /n /ac802.11 a/b/g/n/ac802.11 a/b/g/n/ac
Bluetooth4.04.04.0
NFCありありあり
位置情報A-GPS /GLONASS /デジタルコンパスA-GPS /GLONASS /デジタルコンパスA-GPS /GLONASS /デジタルコンパス
指紋センサありなしあり
気圧センサありありあり
本体色スペースグレイ / ゴールド /シルバーホワイト / ブラック / オレンジ / グリーンチャコールブラック / シメントリーホワイト / クーパーゴールド / エレクトリックブルーなど(市場に依る)
バッテリー駆動時間
(最大)
3G通話 14時間

3Gデータ通信 10時間
LTEデータ通信 10時間
WiFiデータ通信 11時間

音楽再生 50時間
動画再生 11時間
連続待受 250時間
2600mAh

通話 14時間

音楽再生 110時間
動画再生 10時間
連続待受 920時間
2800mAh (交換可能、急速充電対応)

通話 21時間

音楽再生 21時間
連続待受 390時間
重量129g129g142g
寸法138.1 x 67 x 6.9mm127 x 64.9 x 8.6mm142 x 73 x 8.3mm
税別価格
(SIMフリー版)
16GB 6万7800円
64GB 7万9800円
128GB 8万9800円
未発表未発表
特徴、備考薄型6.9mmボディ背面2070万画素カメラ有機ELディスプレイ
心拍センサ内蔵

(注意:この表は各社公式の製品ページを元にしていますが、メーカーによって仕様の公開範囲や「売り」の出し方は異なります。そのため特定の仕様・機能について記載がなくても実際は対応していたり、数値上は横並びでも実際の性能に差がある場合があります。それらを踏まえ、この表は各社が公式に公開している仕様を比較する参考と考えてください。)


ディスプレイサイズはiPhone 6が4.7インチ、Xperia Z3 Comapctが4.6インチ、Galaxy S5は5.1インチ。画素密度(ppi)で比較すると、Galaxy S5(432ppi)が最も高精細で、iPhone 6(326ppi)、Xperia Z3 Compact(319ppi)が続きます。

カメラ機能に目をやると、iPhone 6が搭載する新iSightカメラは800万画素どまり。一方のXperia Z3 Compactは2070万画素、Galaxy S5も1600万画素カメラを搭載しています。iPhone 6はカメラの画素数競争から一歩身を引いている印象です。ただ画素数は画質に影響を与える要素のひとつに過ぎないため、iPhone 6ではシネマティック手ぶれ補正(映画並の手ぶれ補正)や、60fpsの1080p フルHD動画撮影機能を搭載するなど、画素数以外でカメラの機能の充実が図られています。

LTE通信機能は3機種とも横並び。下り最大150MbpsのLTEデータ通信やキャリアアグリゲーション、VoLTEに対応。iPhone 6は今回iPhoneとしてはじめてTDD-LTE Band 41に対応し、WiMAX 2+やSoftBank 4G通信にも対応しました。

生体認証やセンサ機能について、最も充実しているのはGalaxy S5です。指紋スキャナや紫外線センサのほか、背面には光学式の心拍数センサを搭載。iPhone 6はホームボタンにTouch ID指紋センサを搭載。Xperia Z3 Comapctは同様の機能は備えません。

iPhone 6は 9月19日に国内発売予定。9月12日から予約受付が開始。

iPhone 6とiPhone 6 Plusのどちらにするか?値下げされたiPhone 5sもあり?と検討中の方は
iPhone 6 / iPhone 6 Plus / iPhone 5s 詳細スペック比較。変更点まとめ」をどうぞ。