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2012年9月12日水曜日

モービッツ


モービッツ 01
モービッツ 01Music|TOKYO Tips
2012.08.29

MUSIC|スウェーデンからイカした“スウィング野郎”がやってくる!
モービッツが奏でるスウィングジャズ×ヒップホップなサウンドとは?

スウェーデン出身のヒップホップ&スウィング・バンド、Movits!(モービッツ)の周りがなんだか騒がしい。ヴォーカル、DJ、サックスという一風変 わった構成のトリオは、2008年にファーストアルバムをリリースするやいなや、軽快なサックスとヒップホップ調のビート、それにスウェーデン語のラップ を組み合わせた唯一無二のサウンドで、ヨーロッパを中心に旋風を巻き起こした。さらに、今年は2ヵ月以上におよぶ北米ツアーを敢行し、スウェーデンのグラ ミー賞にノミネートされるなど、その注目度は増すばかり。日本でもジワジワと人気が高まるなか、待望の来日公演が決定。もうすぐ、イカした“スウィング野 郎”がやってくる!

Text by TANAKA Junko (OPENERS)

スウィングに魅せられたヒップホップ・スタイルこそがモービッツのサウンド

エキセントリックなスウィング・ワールドを展開するモービッツ。もともとはヴォーカルと作詞を担当するジョアン=ヨアンと、DJと作曲、プロデューサー役 を担うアンダース=アンダーシュによる、兄弟ユニットとして結成された。結成当初は、アコースティック調のヒップホップやレゲエを中心とした楽曲を発表し ていたが、サックス・プレイヤーのホアキン=ヨアキムが加入し、2005年にヨーロッパを中心にライブ活動を開始してからは、ドラムやホーンなど、より ジャズ的な要素がくわわり、そこから、モービッツのサウンドは徐々に変化していった。

モービッツ 02
「スウィングに魅せられたヒップホップ・スタイルこそがモービッツのサウンドさ。自分たちですらやったことがないような、だれにも似ていないヒップホップ・バンドを目指したんだ」
──アメリカ・テキサス州で開催されている音楽コンベンション「SXSW(サウス・バイ・サウス・ウエスト)」のインタビューより


スウィング・ジャズの帝王、ベニー・グッドマンの影響を色濃く受けながら、同時にヒップホップ・グループ、アウトキャストのアンドレ3000のスタイルに も大きな影響を受けたという、そんな彼らが奏でるのはまさに唯一無二のサウンド。また、母国語であるスウェーデン語でラップすることをバンドのアイデン ティティとしており、ときに社会問題を題材にすることもいとわない。ヒットシングルの「Fel Del Av Garden」もそんな一曲で、軽快なリズムと洒落っ気たっぷりのミュージック・ビデオとは裏腹に、巨大な資本社会の構造に疑問を呈(てい)しているとい う内容だ。
レコーディングに3年以上を費やし、2008年に発表したファーストアルバム『Äppelknyckarjazz』(ヨーロッパ限定)は瞬く間に大ヒット を記録。翌年には、はるばる海を越え、デジタル版としてアメリカでもリリースされた。2011年4月には、セカンドアルバム『Out of My Head』を世界同時リリース。ここ日本でも、正式に流通が解禁されたとたん、その中毒性の高いサウンドで着実にファンを増やしている。

日本での人気ぶりを聞きつけたのか、彼らの最新作「Sammy Davis Jr.」のミュージック・ビデオは、なんと日本語の字幕つき。そして今回、そんないまもっともイカした“スウィング野郎”が、昨年の2月以来、約1年半ぶ りとなる待望の来日を果たす。9月7日(金)から3日間、東京と福岡、熊本の3都市で、話題のスウィング・ワールドに浸れるこのチャンスを見逃すな。

モービッツ 03
Movits! JAPAN TOUR 2012

☆東京公演 “Movits TOKYO GIG”
日程|9月7日(金)
時間|18:00開場
会場|SHIBUYA GRANDE
東京都渋谷区宇田川町20-15 ヒューマックスパビリオン渋谷公園通りB2F
料金|前売2500円 当日3000円
出演者|Movits!、KEN THE 390、@djtomoko n Ucca-Laugh、DJ菅野克哉

☆福岡では“中洲JAZZ FESTIVAL”に出演
日程|9月8日(土) ※出演時間は未定
http://nakasujazz.net/index02.html

☆熊本公演 “MOVITS! In Kumamoto By M×C×W×T×M×2 !!!”
日程|9月9日(日)
時間|20:00開場
会場|NAVARO
熊本県熊本市中央街5-17熊本中央ビル地下
料金|前売3000円 当日3500円(ドリンク代別)
出演者|Movits!、LooPing JAMほか

2012年8月31日金曜日

ジェーン・バーキンと中島ノブユキのコラボレーション作品「une petite fille」

kizunaworld.org #23
ジェーン・バーキンと中島ノブユキのコラボレーション作品「une petite fille」

坂本龍一氏らによってスタートし、国内外のさまざまなアーティスト作品を通じて寄付を募る東日本大震災被災地支援プロジェクト、 「kizunaworld.org(キズナワールド・ドット・オルグ)」。23番目の作品は、女優のジェーン・バーキンと作曲家/ピアニストの中島ノブユ キによる「une petite fille」である。

Text by KASE Tomoshige(OPENERS)

朗読とテキスト、そしてピアノ

坂本龍一氏と平野友康氏が発起人となり立ち上がった「kizunaworld.org」。「個人の力でできるかぎりのことをする」というコンセプトのも と、国内・海外からプロジェクトに賛同するアーティストの作品を広く集めて提供、寄付を募っている。その活動はすでに1年を超え、2年目以降も個人の想い を繋げながら、継続的な支援をつづけている。

23番目の作品には、往年の名女優であり、また近年ではさまざまな社会問題に対して積極的な支援活動を行なっているジェーン・バーキン氏が登場。彼女の声とテキストに、さまざまなフィールドで活躍する中島ノブユキ氏がピアノ演奏を加えたコラボレーション作品となっている。

東日本大震災直後の2011年4月、ジェーン・バーキン氏は単身来日しチャリティコンサートを行った。被災した人々を訪れた時に出会った少女との間で交わされた会話が、この作品の声とテキストの元となっている。作品名「une petite fille」は少女の意味だ。

作品は、パリに住むバーキン氏と東京に住む中島氏との間を、往復書簡のように行き来しながら完成したという。映像には声と仏・日・英語の字幕が流れ、テキ ストの隙間を埋めるようにピアノ演奏が響く。震災で亡くなった方々への鎮魂であると同時に、残された人々に寄り添い、希望への架け橋となるような展開をみ せる作品だ。

中島氏は「ジェーンのフランス語テキストを日本語訳をしてくださった小沼純一さん、英語訳を担当してくださった坂本美雨さん、そして文字構成をしていただ いた映画監督の甲斐田祐輔さんに心から感謝いたします」とコメント。さまざまなアーティストたちが協力し合うという、「kizunaworld.org」 本来の主旨を具現する作品、ともいえる。

作品は、1口1000円〜20口2万円の任意の寄付をPayPalで決済し、ダウンロードする仕組み。集まった寄付金の全額(決済手数料を除く)が、被災 地で「いま必要な支援」として「医療」「こども」「食料」「住宅」「エネルギー」の分野を代表する5つの団体に対して均等に配分され、四半期ごとに寄付を おこなっている。

〈寄付先〉
「国際NGO 世界の医療団」|岩手県大槌町でこころのケアを中心とした医療活動、医薬品の調達
「こどもの音楽再生基金」|教育機関での楽器修復や提供・音楽活動支援
「サンライズ元気村プロジェクト」|仮設住宅で生活する高齢者に米を届ける支援
「ボランタリー建築家機構 坂茂/東日本大地震津波支援プロジェクト」|避難所用簡易間仕切りシステム設置による支援
「環境エネルギー政策研究所 つながり・ぬくもりプロジェクト」|太陽光・太陽熱・バイオマスなどによる被災地支援


ジェーン・バーキン|Jane Birkin
イギリス生まれ。映画『欲望』(1966年)で本格的に女優としてのキャリアをスタート。『スローガン』(69年)で主役に抜擢され、共演をきっかけにセ ルジュ・ゲンスブールと出会う。セルジュとデュエットした曲「ジュ・テーム」は世界的な話題となった。私生活では3度の結婚でそれぞれ授かった、ケイト・ バリー(写真家)、シャルロット・ゲンスブール(女優/歌手)、ルー・ドワイヨン(女優)の良き母。昨年3月の東日本大震災の直後来日し、チャリティ活動 や被災者慰問などに尽力した。“Jane Birkin Sings Serge Gainsbourg via Japan”では、中島ノブユキら日本人ミュージシャンとワールドツアーを行っている。http://www.janebirkin.net/

中島ノブユキ|NAKAJIMA Nobuyuki
東京とパリで作曲を学ぶ。ピアニストとして、時に作曲・編曲家としてエレガントかつスリリングなアンサンブルを構築する。映画音楽、ジャズ、ポップス、広 告音楽からクラシックまで、さまざまなフィールドで活躍。菊地成孔やUAら、多くのアーティストの作品に参加する。2011年よりNHK-BSの番組『旅 のチカラ』のテーマ音楽(「その一歩を踏み出す」)を作曲。これまでソロアルバムとして『エテパルマ』『パッサカイユ』『メランコリア』を発表。自身初の ピアノソロアルバム『カンチェラーレ』を2012年4月にリリースした。ライフワークである「24のプレリュードとフーガ」を鋭意作曲中。 http://nobuyukinakajima.com/

SERGE LUTENS|セルジュ・ルタンス 「ENGRAVED BOTTLE 2011」




SERGE LUTENS|セルジュ・ルタンス 「ENGRAVED BOTTLE 2011」美しい手彫り模様がほどこされた限定ボトル。世界限定15セットのうち日本では3セットのみ販売。1セット7万5600円